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N3 reading Part I

 N3 Reading Part I


Paragraph 1

日本語にはたくさんのカタカナ語があり、それはどんどん増えている。最近は仕事をカタカナ語で言う人もよく見かける。特に最近できた新しい仕事にはカタカナ語が多い。コンピューターのプログラムを作るプログラマーや、つめにきれいな色や飾りをつけるネイリストなどがそうである。

 また、昔からあった仕事だが、最近になってカタカナ語で呼ぶようになったもある。例えば、ダンスなどの教師をインストラクター、芸術家をアーティスト、運動選手をアスリートなどと呼ぶ。どれも昔の言い方よりもカタカナ語で言ったほうが、特別な感じや新しい感じがする。

 自己紹介の時、仕事をカタカナの名前で言うと、ちょっといい仕事をしているように聞こえて、気持ちがよさそうだ。そのようなことも仕事をカタカナ語で言う人が増える理由なのだろう。

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Paragraph 2

私は留学生だが、日本の小さな事務所でアルバイトをしている。先日、夏休みの旅行から帰ってきた同僚が、お土産のお菓子を全員に配っていた。私も一つもらった。北海道と書かれた小さい袋にチョコレートが二つ入っていた。

 私はその人とほとんど話したこともなかったので、急にお土産をもらってびっくりした。私の国では仲のいい人にしかお土産を渡さない。しかし、隣の人に聞くとそれは普通のことだよ。と言っていた。日本では休みを取ってどこかへ行った場合など、職場のみんなにお土産を配る習慣があるそうだ。全員に配るように、ちゃんと数を数えてお土産を選ぶのだという。

 よく見ていると、このちょっとしたお土産を配ることには、いろいろと良い効果があるようだ。お土産を渡すことで、休みの間仕事を代わってくれた人に感謝の気持ちを表すことができる。また、みんなに配ることで、職場に同じ仲間だという気持ちが生まれる。さらに、お土産を渡したときに、(あ、00へ行ったんですね。)などと言われて、今まで話したことのない人と親しく話すきっかけにもなる。ちょっとしたお菓子が職場の雰囲気づくりに役に立っているのだ。

 私も今度国へ帰ったら、お土産を買ってきてみんなに配ろう。もしかすると、気になっていたあの人と話をするチャンスが生まれるかもしれない。





Paragraph 3

結婚について、ある調査は5年ごとに日本人質問をしている。人は結婚するのが当たり前だ(するのは当然)(必ずしも結婚する必要はない(しなくてもよい))の2つの意見のうち、どちらに近いかを選んでもらった。それによると、1993年には(するのが当然)と考える人より、(しなくてもよい)と考える人がすでに多かったが、1998年にはその差が広がり、その後は変化がないという結果になている。


Paragraph 4

日本の鉄道は時間が正確なことで有名だ。それには鉄道に関係する人々の努力が欠かせない。列車の掃除もその一つである。

 新幹線の場合を見てみよう。16両の新幹線ならゴミ出しやトイレの掃除なども入れて55人が胆道する。1両(63~100席)は普通、二人で担当する。時間は10~12分。遅れると乗客に迷惑をかけ、出発時間も遅らせてしまう。

 担当者は車内に入ると、まず空いたペットボトルや缶を集め、座席の背もたれにかかっている白い布を取り外す。次に座席を元の位置に戻し、新しい布をつける。ほうきで座席をきれいにし、ひじかけをふく。鏡を使って、棚に忘れ物がないか確認する。最後に床を掃く。これを時間内で終わらせなければならない。

 この仕事を12年前にパート仕事で始めた”あじきさん” は、それまで主婦をしていたが、家の掃除とはまったく違うことに気づかされた。そのため、休日に自宅の居間にいすを並べて、時間を計って練習したそうだ。2年たつと、時計を見なくても残り時間が分かるようになった。その後、仕事が認められて社員となり、8年目は作業長に、今は550人を指導する管理職になった。

 以前、台風のため新幹線が遅れて掃除時間が4分しかないことがあった。最低限必要な作業をどうするか、不安な気持ちをおさえ、担当者を集めて細かく指示した。決められた時間に出発した時のうれしさは忘れられなかったという。

 このように様々な人々のおかげで鉄道は正確な時間に走れるのである。





Paragraph 5

よい買い物をしたと思うのはどんなときでしょうか。安くてよい買い物が買えた時、と答える人が多いかもしれません。

確かに、よい品物を安く買えた時、私たちはとてもうれしい気持ちになります。安さ良さが買い物を満足させるとても大切な要素であることは間違えないでしょう。しかし、これ以外の理由でよい買い物をしたと思える商品があります。寄付付きの商品といって、その売り上げの一部がボランティア組織などへ寄付されるというものです。値段は安くはないですが、それを買うことで、困っている人の助けになることができます。自分の好きなものが手に入り、同時に困っている人の助けになる。この時もよい買い物をしたと思えるものです。



Paragraph 6

日本では季節が生活のいろいろな面に影響している。外国から来た自分にとってそれはとても面白い。

いつも使う駅のそばに、有名な和菓子のお店がある。2月のある寒い日、ちょっと入ってみると、いろいろな形や色をした美しい生菓子が並んでいた。値段は高かったが、アルバイト代が入ったばかりだったので、一番かわいいのを買って帰ることにした。私は 寒椿 というお菓子を選んだ。いつも公園で見る赤い椿の花を表現したお菓子だ。そのままテープルに飾っておきたいぐらい美しい上に、食べると味も素晴らしく、感激した。それ以来、寒椿のことが忘れられなくなった。でも、次にアルバイト代が入るまでがまんすることにした。月に一度あのかわいい姿と味が楽しめれば幸せだ。

さて3月のアルバイト代が入り、私はわくわくしながらその和菓子屋に入っていた。しかし、あの赤い花はどこにもなかった。お店の人に尋ねておどろいた。寒椿 は冬のお菓子なので、春には売らないのだそうだ。今度あの寒椿を楽しむには一年待たなければならない。

本当にがっかりしたが、そこにピンク色の 桜 というお菓子があることに気づいた。私はこの桜を買って帰った。これもまたとても美しく、おいしかった。そうか、もう春なのだ。そういえば公園の桜がもうすぐ咲きそうだ。この時、日本人の季節の楽しみ方が少しわかった気がした。






Paragraph 7

3億円が当たる宝くじがある。それが当たったのにお金を受け取らなかった人がいる。彼は70代の一人暮らしの男性で、受け取らない理由は (どう使えばいいかわからないから。) だそうだ。

今は静かに生活をしていて、それに何の不満もない。彼が宝くじを買ったのは、亡くなった妻が宝くじを楽しんだためで、お金が欲しいからではなかった。3億円を受け取っても、それを分けるような子供や親せきもいないし、高級車や大きな家を買う必要もない。それよりも、もし3億円を受け取ったら、そのお金を目的に人が寄ってきていろいろな問題が起きるかもしれない。楽しい事より大変な事が多いと考えたのだろう。

何人も人が受け取るようにすすめたが、彼の気持ちは変わらなかった。当たらない者から見たらもったいない話だが、彼はかしこい判断をしたのかもしれない。




Paragraph 8
あなたの目はいくつありますか。
もちろん「二つ」と答える人がほとんどでしょう。
たしかにそのとおりですが、[1]それだけではいけないのです。失敗を避けて成功につなげるためには、三つの目を持ちましょう。
まずは一番目の「鳥の目」です。勉強でも仕事でも、いきなり細かいところから着手(ちゃくしゅ)するのは、かしこい方法ではありません。自分の現在地が把握できないのでは、頭の整理がしにくくなり、大きなストレスの原因になります。
だからこそ鳥の目です。鳥になり、高い位置から下の様子を把握(はあく)することから始めるのです。本であれば[2]を見ます。建築であれば設計書(せっけいしょ)を見ます。仕事であれば目的や段階などを知ります。難しく思えることも、大体の構成(こうせい)が分かると、取り組みやすく(注1)なります。
次に「虫の目」で見ます。虫は、小さい生き物です。地に面した低い位置にいるからこそ、上からは見えなかったことが見えてくるようになります。ターゲット(注2)を絞れば、虫のように狭く深くを心がけ、徹底(てってい)するのです。
最後に「魚の目」です。魚は、目には見えない川の流れを体全体で感じ取っています。あなたは魚の目を持ち、どの方向へ流れていくのかを読み取ります。勉強にも仕事にも流れがあります。歴史の勉強も流れを理解すれば、覚えやすく忘れにくくなります。仕事でも流れを理解すれば、取り組みやすく忘れにくくなります。
勉強でも仕事でも使える三つの目を持ちましょう。

(注1)取り組む:全力でする
(注2)ターゲット:目標

Paragraph 9
騙される経験は学校では教えてくれない。だから私たちは、人生のどこかで必ず一度は騙される。学校で教えてくれないので、免疫力(めんえきりょく)がないのだ。場合によっては、大きな痛手を負う(注1)こともある。ないほうがいい騙される経験だが、誰もが一度は通る関門(注2)だ。そういうときには、損をした経験をいい勉強ができたと言い換えましょう。数少ない(注3)経験だからこそ、しっかり教訓(きょうくん)を得てください。騙された金額は、授業料だと考えればいいのだ。そういうふうに受け入れたとき、人生では本当の損はなくなる。

(注1)痛手(いたで)を負う:大きい被害や損害を受ける
(注2)関門(かんもん):通りにくいところ
(注3)数少ない(かずすくない):少数である


Paragraph 10
ふるさと村案内人ボランティア募集
東北6県の懐かしい古民家をガイドしてみませんか
ふるさと村は東北6県の19世紀古民家7棟を移築した古民家園です。どこか懐かしい雰囲気のする古民家で、あなたも案内人として活動してみませんか?

1・対象及び活動内容
[1] 18歳以上の方で、自分で責任を持って活動ができ、グループの和を尊重できる方。
[2] ボランティアの趣旨に賛同し、積極的に活動に参加できる方
[3] ボランティア養成研修(年間4回以上)に参加できる方
[4] 月2回以上、10時~15時頃までの活動が可能な方。
[5] 活動費用として、年間1300円(ボランティア保険含む)がかかります。
2.募集人員
約20名
3.募集期間
平成23年7月1日~8月31日
*活動・研修は8 月以降に随時開始の予定
4.申し込み方法
・申込用紙にご記入の上、みちのく公園 ふるさと村案内人事務局まで郵送で申し込みください。
申し込み用紙に[1] 名前・年齢 [2] 住所・郵便番号 [3] 特技・趣味(例:写真撮影/日
曜大工/旅行など)についてご記入ください。ふるさと村案内人に申し込まれた理由を
ご記入ください。
*電話・FAXでは受け付けません
・締め切り
平成23 年8 月31 日
5.お問合せ・郵送先
〒989-1505 宮城県柴田郡川崎町大字小野字二本松53-9
国営みちのく杜の湖畔公園内「ふるさと村案内人」事務局(総務課)
電話:0224-84-5991(代)


Paragraph 11
平成25年5月19日
鈴木 杏子

クラス会のお知らせ
本学期のクラス会を、以下に書かれているとおり実施いたします。皆さんのご参加をお待ちしております。
1.と き  6月2日(日)
2.場 所  朝日植物園
3.日 程  10:00 植物園の南門で集中する
10:30 記念写真を撮る
11:00 昼ごはんを食べる
13:00 自由活動
15:00 植物園の文化館で集中し、3D映画を見る
16:30 解散・自由活動
4.会 費  1000円(当日お持ちください)
5.申し込み
今、準備中ですが、詳しい参加人数とみなさんの学生証が必要です。参加するかどうかは、ぜひ5月23日夜までにメールでお知らせください。そして、参加を確認した方は、5月24日午後1時までに学生証を直接に班長の田中さんにお渡しください。
以上


Paragraph 12
会話では、本とは違い、どこが大切な部分なのか分かりにくいときがある。本では大切な部分が太字で書かれていたり、大きく書かれていたりしているため、見てすぐ分かる。それに対し、会話では、声の強弱(きょうじゃく)程度でしか意味の強さを表現できない。しかし、日常会話で大声で話すのは品がない。そんなときの決まり文句(注1)がある。「本当は」を使うのだ。日本には本音と建前という文化がある。どの言葉が本当の言葉なのかが分かりにくいと感じることがある。しかし、相手が真剣な表情を浮かべて「本当は」と言えば、後に続く言葉は本物だ。もし、相手が「本当は」と言ったら、本音が聞けるチャンスだ。

(注1)決まり文句:内容がだいたい決まっている話

Paragraph 13

スポーツクラブは運動するために行くところだ。しかし、私の母にとっては、それ以上の場所であった。

85歳になる母は、今、スポーツクラブに通っている。実は、母は半年前に転んで腕を骨折し、それ以来すっかり元気をなくしてしまっていた。食欲が落ち、体重も減った。骨折は3週間で治ったが、腕を動かす訓練のための病院へはあまり行きたがらなかった。

ところが、そんな母がある日、友達に誘われて近くのスポーツクラブに通い始めた。すると、たった一ヶ月で全く違う人のように元気になったのだ。病院でもスポーツクラブでも、無理をせずにできるトレーニングを一人一人に考えてくれる。しかし、元気な若い人たちと同じ場所で運動したり、同じくらいの年の仲間と一緒に頑張ったりすることは、スポーツクラブだからできたのである。そして、それが母の生きる力を引き出してくれたのだろう。

スポーツクラブは運動するだけの場所ではない。それ以上の価値があるのだ。私は、今、母の通うスポーツクラブに心から感謝している。


Paragraph 14
東京に就職活動で行った時、電車で移動中に人身事故に遭遇した。電車は送れ、会社説明会の開始も遅れた。飛び込み自殺だったらしく、周りの人に話すと、「迷惑」「自分の家で死んでほしい」という声が聞かれた。

私は今、就職活動の真っ只中で、その厳しさを実感しているが、自殺した人もつらい事情があったのだろう。人が亡くなったことよりも、電車が遅れたことが問題視されるのは悲しい。自分のことだけでなく、他人のことを考えられる社会になってほしいと思う。



Paragraph 15
ある政治家のスピーチを聞いて感動した一人の学生、「スピーチの準備にはどれぐらい時間がかかるのですか。」と質問した。政治家は「それはスピーチの長さによります」と答えた。学生が「今日は長いスピーチでしたから、きっと長く準備をされたんでしょうね。」というと、政治家は「そういうことではありません。いくら話してもいいのなら、今すぐできますが、5分のスピーチを頼まれたら、準備に2週間はかかるでしょう。」と答えたそうだ。


Paragraph 16
ジョギングは、走ることを楽しむスポーツです。せっかくジョギングを始めても、2日か3日でやめてしまう人がいます。そういう人は、走る楽しみを見つけられないまま、走ることは苦しいものだと思ってしまうのです。

走る楽しみは、目標を少しずつ高くていくことで生まれます。例えば「2キロを15以内で走る」という目標を決め、それに向けて計画を立てる。目標のとおり走られたら、次の目標を決める。この繰り返しが走る楽しみを生むのです。

それには、計画をしっかり立てることが大切です。これからジョギングを始めようと思っている人は、次のようにするといいでしょう。まず、最初の一ヶ月は、とにかく2キロを、1キロ10分程度の速さで走ることから始めます。これは、走るより歩くのに近い速さです。これから、初めて走る人にも難しくありません。疲れたら、歩いてもいいのです。次第に、1キロを8分、7分とスピードを上げていきます。1キロ7分の速さで走ると「歩き」よりも「走り」ひ近くなります。

次の一ヶ月はかかる時間を気にしないで2キロを走り、次の一ヶ月は3キロを走るというように、少しずつ距離を延ばしていきます。個人差がありますので、走る距離もスピードも、自分の力に合わせて無理のない計画を立ててください。1キロ5分の速さで走り続けられたら、マラソンの大会に出る力があると言っていいでしょう。

このように、目標を決め、計画を立てて走ることで、ジョギングを楽しむことができるのです。

Paragraph 17
タイム・ネットワーク会社
人事ご担当様

いつもお世話になっております。

このたび、求人情報サイト「求職ならこちらへ」にて貴社の募集広告を拝見し、「ウェブログ設計と維持」にたいへん興味を持ちましたので、応募させていただきます。
貴社のご要請に応じて、こちらの履歴書を添付いたしましたので、ご検討のうえ、面接の機会をいただければと心より願っております。

なお、履歴書に現住所の電話が書いてありますけれども、現在在学中で、平日は大学に通っていますので、ご連絡をいただく際は携帯電話にお願いできますでしょうか。どうぞよろしくお願いします。

敬具
東京国際大学
鈴木美和子

Paragraph 18
日本の電車は時刻表の通りに走ると聞いていたが、初めて新幹線に乗ったときも、駅に着く時間がぴったりだったので、驚いた。早い速度で長い距離を走っているのに、ほかの電車と同じように走られ、本当にすごいと思った。何百キロもある長い距離を遅れたり早すぎたりせずに、どうやって走っているのだろう。鉄道会社に勤めている知り合いに聞いてみた。

聞いて驚いたのだが、新幹線は、停車する駅の到着時間、出発時間だけではなく、停車しない駅を通り過ぎる時間も、8時5分15秒や8時5分30秒のように、15秒単位で決まっているのだそうだ。運転士は、その細かく決められた時間を守るため、いつも速度を考えながら運転している。停車駅の数キロメートル前からホームに入るまでは、コンピューターが速度を決めて運転するが、それ以上は、運転士が運転する。次の駅に着くまでの残り時間と距離をいつも意識し、頭の中でいちばん適当な速度を計算して走らせているのだそうだ。最後にホームの決まった位置に電車を止めるのも、運転士だ。

運転士になるためには、厳しいトレーニングが必要で、特に距離と時間から適当な速度を計算する訓練をしっかり受けなければならないそうだ。新幹線が時刻表の通りに走れるのは、運転士の厳しいトレーニングのおかげなのだ。

この話を聞いてから、新幹線に乗ると、速度が微妙に変わるたびに、「ああ、今、運転士は適当な速度を計算して、速度を変えたんだ。」と思い、旅が以前より楽しめるようになった。

Paragraph 19
涼しい日が続いていますが、お元気でいらっしゃいますか。すっかりごぶさたいたしまして、申し訳ありません。

春にはお花見にお誘いいただいて、本当にありがとうございました。楽しい三日間を過ごすことができて、嬉しかったです。

さて、こちらでは、10月20日から「蟹賞味会」が行われます。本場のかにの味を味わいながら、地元独特な民族舞踊を楽しむことができます。賞味会はご存知の「金山湖」にて行います。

もし、ご都合がよろしければ、ぜひお越しいただきたいと思います。

また、お便りいたします。

追伸:先日、お願いした「新日本語能力試験N3模試」の原稿チェックが終わりましたら、郵便にてこちらにお送りください。

Paragraph 20
最近、新しいタイプのピーマンが店に並ぶようになりました。このピーマンは、今までのものとは形も味も違っています。それまでピーマンというと、若さと強いにおいのため、子供にとっては、嫌いな野菜の一つでした。

しかし、この新しいタイプのピーマンは、ほとんど苦くなくて、においもあまりしません。小学生に試食してもらったら、約8割が、生で食べてもおいしいと答えたそうです。子供も好きになれるピーマンの誕生です。

実は、この新しいタイプのピーマンの研究には、10年もかかっています。その出発点は、外国産のとうがらしです。これは日本人には辛すぎるものでしたが、偶然辛くないものが見つかったのです。その後、そのとうがらしの良い点を利用して、新しいタイプのピーマンが作られたということです。

この新しいタイプのピーマンが作られるまでは、親が子供にピーマンを食べさせるのは大変でした。そんな親たちも、楽になると言って喜んでいるそうです。





















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